ブログ京橋店

2017.10.1

マツタケの産地や収穫方法

松茸

少しづつ冬の訪れも感じるような冷たい風が吹き抜けています。皆さまお変わりございませんでしょうか?さて本日は松茸についてお話しさせていただきたいと思います。松茸といえば秋の高級食材の代表格と言える食材です。なかなか頻繁に食べることはできない食材ですから松茸の特徴や主な産地について詳しく知っている方は少ないはずです。そこで今回はその辺りを詳しくご紹介して行きたいと思います。

 

松茸の収穫と特徴

松茸

松茸はキノコ類の中でも特に採ることが難しいと言われています。それは松茸が地表にほんの1センチ程顔をのぞかせた状態で採らないといけないからです。他のキノコのように地表に出てきて傘が開ききってしまうと松茸の特徴である風味や香りが激減してしまうため、地表に出るかでないかぐらいのタイミングで採る必要があります。

これが素人の方にはとても難しいので中々見つけることができません。また、ベテランの方でも松茸が生えている場所のほとんどが地衣類の多い森林ですから傘が地表に出ているとしても他の植物と重なって見つけるのに苦労するそうですね。赤松が多い里山は非常に松茸にとって生育しやすい環境であり過去には日本でも多く取れ、松茸列車と呼ばれる貨物列車が東海道を走っていました。しかし現在はマツクイムシの被害などにより松茸の収穫量は激減しています。収穫量が減少するたびに価格は高騰してしまうという悪循環が問題となっています。

昭和の初期には6000トン、最盛期であった昭和16年には2倍の12000トンもの収穫量がありました。その後は減少を続け2010年には140トンしか収穫されていません。これまでは猛暑の年は少なく、冷夏で降水量の多い年には多く生えるというのが定説でしたが、2010年は猛暑にも関わらず多くの松茸が取れたことでこれまでの定説が覆されました。

そんな松茸は秋の高級食材の代表格ですよね。現在と違い昔は松茸が生育するために必要な環境が整っていたために値段も安く、身近な食材でした。

 

松茸の産地

 

松茸の産地として特に有名なのが長野県ですね。他には山形県や岩手県、京都や和歌山、広島などが有名です。近年では国産の松茸が流通していることは少なく主に輸入品が多いです。韓国や中国のものがほとんどで、アメリカやカナダからも輸入されています。アメリカ・カナダ産のものは白っぽい見た目なのですぐ見分けがつきます。

 

松茸の栄養

松茸

それでは松茸の栄養価についてお話しさせていただきます。松茸にはグアニル酸が含まれています。これは体の中の血小板が凝集することを防ぎます。これによりコレステロール値を下げてくれる働きが期待できます。コレステロール値が下がれば心筋梗塞や動脈硬化を予防できますよね。また、このグアニル酸はグルタミン酸と結ぶつくことでより旨味成分が強くなります。ですから昆布などと一緒に食べることをお勧めします。

その他には食物繊維が多く含まれていますね。ご存知の通り食物繊維は便秘の解消や腸内環境を整えてくれる働きがあります。また、肌にも良いと言われていますから女性の方にオススメしたいですね。

ビタミンDも豊富ですからカリウムやリンの吸収を促し、骨や歯を丈夫にする働きがありますね。骨粗鬆症の予防にも効果的です。

 

今回は松茸についてお話しさせていただきましたがいかがでしたでしょうか?松茸は非常に効果な食材ですがそれに見合う上品な香りや味わいを楽しむことができます。機会がございましたらお召し上がりになってみてはいかがでしょうか。

 

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。ぜひ一度、当店自慢の料理をお召し上がりになってみてはいかがでしょうか。

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