ブログ六本木店

2018.6.28

蛤(ハマグリ)のご紹介

お祝いの席などでよく用いられる蛤(ハマグリ)は、おいしいのはもちろん美容や健康に嬉しい栄養素が豊富に含まれていることをご存知でしょうか?

本日は、蛤についてお話させていただきたいと思います。

 

蛤(ハマグリ)とは

ハマグリ
みなさんよくご存知の通り、ハマグリは長さ8cm、幅3.5cm、高さ6.5cmほどの大きさの、丸みを帯びた三角形の貝殻を持っています。大きく成長したものだと、なんと殻の長さが10cm以上になるものもあります。

ハマグリの本来の分布域としては、東北地方よりの南の地域と、朝鮮半島の一部とされ、淡水の影響がある内湾の砂泥底に主に生息しています。しかし、日本近海のハマグリは昭和後期に急激に減少してしまいました。その理由は、1980年代以降に行われた干拓や埋め立てなどによって、生息地であった浅海域が破壊されたことにあります。そのため、瀬戸内海西部の周防灘の一部や有明海の一部などといった限られた生息地を除いてほとんどの産地で絶滅状態になってしまいました。

「シナハマグリ」とは、殻の光沢の有無や斑紋、殻の形などによって見分けることができます。つまり、光沢があって斑紋が多様、殻の後端がやや伸びるのが「ハマグリ」であり、光沢乏しいくすんだ灰色に胡麻斑が多くあって、殻の両端の伸び具合がほぼ同じものが「シナハマグリ」だとされています。

 

蛤に含まれる栄養

ハマグリ
ハマグリは、海の中に溶け込んでいるミネラルやビタミンなどの多くの栄養素を殻の中に閉じこめてるため、非常に栄養価が高い食材だと言われています。
ハマグリに含まれている様々な栄養素の中でも特に注目したいのが、グリシン、アスパラギン酸、タウリン、亜鉛です。

グリシンは筋肉を強化したり、肌の潤いやハリを保つなど美容効果の高い栄養素です。また、体の組織を支えているコラーゲンの30%は、このグリシンを成分としているのです。さらに、グリシンは脊髄や脳幹に多く含まれている成分でというすので、中枢神経の機能になくてはならない栄養素としても知られているのです。

アスパラギン酸には、体内の老廃物を体外に排出し、疲労回復や不眠症の改善に効果があるとされています。また、マグネシウムやカリウム、カルシウムなどのミネラルを全身に運ぶという重要な役割も持っているのです。さらに、スタミナを増す効果のあるアスパラギン酸は、栄養ドリンクなどにも使用されることが多いのです。

そして、タウリンという成分は肝機能を強化する働きのある栄養素です。さらには、眼精疲労を回復させる効果があるため、パソコンなどで目を酷使する現代人は積極的に取り入れたい栄養素なのです。その他にも、タウリンにはコレステロールを低下させる働きもあるため、脳の活性化が期待されています。

亜鉛は、ニキビや肌荒れを防ぐ美肌効果があると言われています。同時に、コレステロール値を下げる効果があるため、動脈硬化を防ぐ効果も期待できるのです。さらに、肝機能を回復させる作用もあるため、飲酒をする人は積極的に摂りたいですね。ちなみに、亜鉛はビタミンCと一緒に摂ることで吸収率がアップします。

このように、美容効果が高いとされている亜鉛やグリシンは、コレステロールを抑制したり肝機能を向上するなどの健康面にも効果的だとされています。ハマグリは、お祝いの席などで出されることが多い食材ですが、調理方法も簡単なので家庭料理にも適しているのです。

 

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。是非一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。

 

皆様のご来店心よりお待ちしております。

< 戻る

WEB予約はこちら

お電話でのご予約

瓢喜 香水亭 六本木本店

03-5414-1196

瓢喜 香水亭 新橋店

03-5510-9070