ブログ新橋店

2017.8.19

鰻はお召し上がりになりましたか?

うなぎ

夏は夏バテ防止にウナギを食べると良いと聞いたことがありませんか?日本には土用の丑の日、特に夏にはウナギを食べる習慣があります。では土用の丑の日とはいつなのでしょうか。そして、なぜこのような習慣があるのでしょうか。

さて、本日は土用の丑の日についてお話させていただきたいと思います。

土用の丑の日とは

うなぎ

まずは土用の丑の日とは何かについてお話します。

まず土用とは季節の変わり目のことを言い、季節の変わり目にある丑の日を土用の丑の日と言います。夏は夏バテにならないよう体力をつけないといけないため、ということで、夏の土用の丑の日はよく話題に出ます。夏の土用の丑の日は毎年1日~2日あり、平均すると1.57日だそうです。2日ある年はそれぞれを一の丑・二の丑というそうです。土用は季節の変わり目のため、毎年4回来ており、年間を通しての土用の丑の日は平均6.09日だそうです。

日本では夏の暑い時期を乗り切るための力をつけるために、栄養価の高いウナギを食べる習慣がありますが、これは万葉集にも出てくるほど古くからあるものです。この風習が始まったのは1780年頃だと、1822年の明和誌という本には出ています。昔は今ほど食事に多様性はなく、エネルギーやビタミンを意識して夏に多く摂る必要があったためウナギを夏に食すことに意味があったようです。しかし、現代は栄養不足が原因となる夏バテが少なく、ウナギが夏バテにきくという医学的根拠はあまりないようです

 

鰻の特徴

次はウナギ自体についてお話したいと思います。

日本ではウナギは食用として頻繁に食べられており、年間約11万トンのウナギが消費されているそうです。20世紀後半にはウナギの輸入に加えて、技術と研究の進歩により、養殖が盛んに行われるようになりました。養殖も美味しく工夫されているものの、天然ウナギの人気は今でも高く、釣りなどで漁獲されています。ウナギは古くより各地で漁獲されていたため、伝統漁法も残っています。

ウナギは栄養価が高く、高タンパク、高ビタミンA・ビタミンB1・ビタミンB2、ビタミンD、ビタミンEやDHA・EPA、 ミネラル(鉄、亜鉛、カルシウム、銅)などが豊富です。消化も良いそうで、縄文時代にも食べられていたとされています。

ウナギを専門に出すうなぎ屋も日本には多く、日本料理を出す料亭でも重要な食材の1つです。ウナギは生息地の水の匂いや食べているエサの匂いが皮についてしまっているため、漁獲した後1~2日綺麗な水の中で泥抜きと臭み抜きを行います。それから料理されるのが一般的な流れです。

 

鰻の蒲焼き

ウナギ 蒲焼

最後にウナギを食べる方法として一番一般的な蒲焼についてお話したいと思います。

ウナギのかば焼きは、蒲焼と呼ばれてもウナギを示します。このことからも蒲焼自体がウナギのことが多いことが伺えます。蒲焼用のたれは一般的に醤油と砂糖かみりんで作られ、出汁として焼いたウナギの頭(半助と言われる)を入れる店もあるそうです。ウナギを焼く際に、たれにつけながら焼くため、たれにウナギの脂などが混ざり、どんどん風味が出てくるため、つぎ足しをしてその店独自の秘伝のウナギのたれがあるところが多いです。「串打ち三年、割き八年、焼き一生」という言葉があるように、もっとも美味しい焼き加減は長い修行の末に手に入れられる技術なのだそうです。

捌き方と焼き方は日本各地や店舗で違います。ウナギは捌いて焼き上げるまでに時間がかかるので、うなぎ屋では客がお新香をつまみながら酒を飲んでウナギの焼けるのを待つのが一般スタイルのようです。

 

 

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。是非一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。

皆様のご来店心よりお待ちしております。

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